セフレ探し中に遭遇したキモ男
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セフレ探しチャレンジ1発目にして大当たりを引いた私は、調子にのって新たなセフレ探しを始めた。
これは掲示板でもそれなりのが引っかかるんじゃないか？と根拠のない自信があったため、適当な掲示板で近場ですぐ会える距離の人に絞って探してみた。
実を言うとこの時引っ掛けた人のことは、容姿は覚えているんだけど、会うまでのプロセスが全く思い出せない。
たぶんハイになってたんだろうな。
紳士ハイ。
第2のセフレ候補と約束の夜。
紳士さんの時は梅酒をしこたま飲んだけど、二回目ということもあって今回は少し酒ひっかけた程度にしといた。
それでも心臓はバクンバクン、ちょっと手も震えてる。
でもなぜか大丈夫、と信じて待ち合わせ場所に向かった。
待つこと数分。
道の向こうから黒色のでかいワゴン。
どきどき。
助手席側の窓が下がる。
ウィーーーン…
「ドゥフッぁ、。。こんばんわぁ。〇〇ちゃん？(ニヤァ)」
運転席に座ってたのは私が当初想像してたようなブサピザ。
おまけにオプションでハゲ。
詰んだ。
男は例えるなら、化粧とったマツコを顔面ぶっ飛ばして少し細くした感じ。
顔はブルドッグみたいだった。
想像できなくても不愉快な感じが伝わればそれでいいです。
秋葉原で何かの行列に先頭で並んでそうな出で立ち。
そんなブルドッグを前に違う意味で釘付けになってしまい、逃げるわけにもいかず促されるまま車に乗ってしまう私。
乗った瞬間から頭の中は
「いやだ。いやだ。帰りたい。いやいや。いや帰りたい」
が無限ループ。
私の気持ちも知らずブルドッグは何か喋りながら近所のラブホを目指す。
てか気付いた。
こいつメールで35って言ってなかったか？
どう見ても40代に見えるぞ…？
聞いたらあっさり年齢詐称を認めた。
46でしたほんとうに(ry。
それがわかってればお前なんかに会おうとしなかったっつのぉぉお！
もうあの時の自分を恨むしかなかった。
車は無情にもラブホへ到着。
車を停めると、ブルドッグがトランクから大きなアルミケースを取り出した。
ひえぇぇええぇぇ！
何がはいってんだよそれぇえぇぇあぁぁ。
もしかして注射とか打たれちゃうのか。
一眼レフとか構えられたらどうしよう。
すごいカメラ似合いそうだしコイツ…。
などと一気に不安になったけど、もう仕方ないので部屋に入る。
ブルドッグは全身黒の服装でクタクタの野球帽をかぶっていた。
それをかぶっててもハゲだとわかった。
帽子とったらやっぱりハゲだった。
しかも温水みたいなハゲ方。
…本当にいちいち気持ち悪い。
早速アルミケースを開けだした。
中にはたくさんのエログッズが入ってた。。。
チラっと見ただけだけど、大小様々なバイブ、手錠、猿轡、ペニバン？みたいなのもあった気がする。
私は一体何をされてしまうのか…。
すごく不安になったけど、結果的に登場したのはバイブだけだった。
ペニバンが登場しなくて本当に良かった。
あいにくそっちのテクニックは持ち合わせていませんので。。。
私はただただ無になってここを切り抜けようと決めた。
ベッドに押し倒されて激しくチューされても、ぎゅっと目を瞑って脳内変換。
手マンがやけに上手くて不覚にも吹いてしまい、荒々しく
「いいま○こだなぁ、すげーいいよお前のま○こ…」
と言われても脳内変換。
実は好きな体位で高速ピストンされても脳内変換。
正直キツかった。
すべてイケメンにやられたら興奮度MAXなのが泣ける。
でも変なプレイさせられなかっただけよしとしよう………。
こいつの息子は中途半端な大きさでした。
いちいちムカつくぜ。
どうせなら貶されるぐらいの粗チンでありやがれ。
私はたいして動いてないのにものすごく疲れた。
普通なら人をもてなしたりした時に感じる「気疲れ」をこんな形で感じてしまうとは。
やはりキモ男は無理だ。
もうセフレ探しなんてしない。
掲示板はこりごりだ。
この一戦で学んだ事は、冷静になってちょっと考えればわかることなのに…代償が大きかった。
ぐったりして車に乗り込む。
帰ったらシャワーあびよ…。
なんかおいしいもの食べてリフレッシュしたいな…とか考えてたら、男がおもむろに
「音楽かけていい？」
と言った。
「……ドゾ」
と返事をした後、流れてきたのは、大音量のglobeｗｗ
お前がglobe聞いてんのかｗｗ。
アニソンじゃないんかｗ。
ほんとここライブ会場ですか？ってくらいの大音量ｗｗ。
keikoうるせぇｗｗ。
ここで私の中でこの男の呼び名がglobeに決定。
ガンガン鳴り響くkeikoの歌声に頭ガンガンしながら帰路につきましたとさ。